2014年05月10日

アメリカはデフォルトするのか?

アメリカはデフォルトするのか?

ドル紙~1.JPG

アメリカがデフォルトすると大騒ぎになっています。

債務上限のタイムリミットが迫っていて、

10月17日がそのタイムリミットだから、あと数日です。

米財務省は、でデフォルト(債務不履行)が発生した場合、

数十年間続きかねない「壊滅的状況」となる可能性があると

議会向けに報告しました。

そうなると信用市場は機能しなくなり、

ドルの価値は急落し、

米国の金利は急上昇し、影響は全世界へと波及し、

2008年の世界金融危機を凌ぐような不況になりかねません。

日本のマスコミもそうした記事を書いて、

その影響でここ数日一方的円高、株安が続いています。

オバマ大統領が米議会野党のベイナー下院議長(共和党)と

緊急に電話会議をした結果、完全決裂という報道が今入ってきました。

では、本当に17日アメリカはデフォルトに突入するのでしょうか?

デフォルトすれば、上記のように米国債が発行できなくなるので、

米国債は暴落、同時にドルも株価も暴落して「トリプル安」になり、

世界はリーマンショック以上の危機に陥ると。


しかし、そんなことはありえない、というのがプロの見立てです。

オバマ大統領も共和党もぎりぎりまで意地を張り合い、

最終的には回避されると予想します。

多分、15日、あるいは前日の16日には、

合意が成立するとみています。

本当にデフォルトさせたら、

民主党、共和党双方の議員はほとんどが、次の選挙で職を失います。

本当にデフォルトに追い込んだら、

これは史上初のことで、

世界覇権国、基軸通貨国が一気に破綻します。

世界中の金融市場がパニックになり、

株式も債券も叩き売られるから、

自分の主張と引き換えに、そんなリスクを取る議員などいません。

ある意味、債務上限の引き上げという人為的政策にこだわって

世界中をめちゃめちゃにすることなど

アメリカ下院議員にできるわけがない、と見ています。

まああと数日、どうするのか、 ベイナー下院議長が

どうメンツを保つのか、すっかり男を下げるのか

じっくり観察しています。



この記事は2013年10月の記事ですが、それから半年後、

2014年5月、NY株式は下記の様相になっています。

−−−ー5月9日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均は

米経済の先行き期待で前日比32・37ドル高の

1万6583・34ドルと3日続伸して取引を終え、

4月30日につけた終値の史上最高値を約1週間ぶりに更新した。

ハイテク株主体のナスダック総合指数は20・37ポイント高の4071・87、

幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は

2・85ポイント高の1878・48とそれぞれ反発した。



半年前、デフォルトだ、アメリカ破綻だと騒いだ、あるいは煽ったのは

何だったのか。

ここでは陰謀とまでは言わないですが、アメリカのしたたかさ、

裏の裏を見る必要がある好例のひとつ、と考えることができます。









posted by ハミリオ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする